サイドレイズで肩に効かず、僧帽筋に入るとき
サイドレイズをしていて、肩ではなく僧帽筋や背中に効いてしまう。
自分の場合、原因は肩の使い方ではなく、体幹が動いていることでした。肩の角度や 軌道をいくら調整しても解決せず、体幹を固定して動けなくした瞬間に、肩だけに入る ようになりました。
見分け方は2つです。セットの後半になるほど僧帽筋の側へ移ること。そして マシンやケーブルでは起きないこと。当てはまるなら、直す場所は肩ではありません。
自分はどうだったか
1レップ目の時点で、すでに肩だけに効いている感じがしない。効いていないわけでは ないのですが、どこに入っているのかがはっきりしない状態です。
そしてセットの後半になるほど、明確に背中や僧帽筋の方へ移っていきます。最後の 数レップは、もはや肩をやっている感覚がありませんでした。
重量を上げるほど、この傾向が強くなります。
効かなかったこと: 少し後ろの角度に上げる
先に、自分に効かなかったことを書いておきます。
サイドレイズでよく言われる調整のひとつに、腕をやや後方の角度に向けて上げると いうものがあります。肩の後ろ側にも刺激を入れる狙いです。
自分もこれを試しましたが、逆効果でした。
後ろの角度を狙おうとすると、上半身全体を使ってしまうのです。腕だけでは後方に 上げにくいので、体幹が一緒に動いて全身動作になる。結果として肩の力だけで上げられ なくなり、僧帽筋に入る問題はむしろ悪化しました。
サイドレイズで後ろ側を狙おうとすると全身動作になる、というのが自分の結論です。 体幹を止めたい種目で、体幹を動かす調整を足していたことになります。
マシンとケーブルでは起きなかった
原因を絞り込めたのは、種目のやり方ではなく、条件を変えたときでした。
ラテラルレイズマシンでも、ケーブルでも、僧帽筋には入りません。 さらに、ベンチの 背もたれを垂直にして、座ったまま胸を押し付けた状態でやると、肩に効きます。
僧帽筋に入るのは、立ってダンベルを持ったときだけでした。
この3つに共通しているのは、体幹が使えないことです。裏を返せば、体幹が使える 条件のときにだけ問題が起きている。だから原因は肩の使い方ではなく、体幹だと判断 しました。
これは読んだ人にも確かめられます。 マシンやケーブルなら肩に入るのに、立位の ダンベルだけ僧帽筋に来るなら、直す場所は肩ではありません。角度や軌道を細かく 調整する前に、体幹が動いていないかを疑ったほうが早いです。
効いたこと1: 体幹を物理的に固定する
一番効いたのがこれでした。
ベンチの背もたれを垂直に立てて、座ったまま胸を押し付けてサイドレイズする
背もたれを垂直にして座り、胸を押し付けた状態で行うと、体幹が物理的に動かせなく なります。反動が使えないので、肩の力だけで上げるしかありません。
立った状態だと、自分では意識していなくても、無意識に体幹が動いて手伝っていました。 意識で止めるのではなく、動けなくするというのが自分にとっての解決策でした。
タオルを胸で潰し続ける
さらに効いたのが、この状態で使うキューです。
ベンチにタオルをかけて、胸でタオルを潰すように押し付け続ける
ただ体を預けるだけだと、疲れてくると体が浮いてきます。タオルを胸で押し潰す意識を 持ち続けると、体幹が固定されたまま保てました。
これは道具の話に見えますが、実際には意識の話です。タオルを敷いても、潰し続ける ことを忘れれば同じことになります。
下ろすときも抜かない
もうひとつ、うまくいっているかどうかの目安がこれでした。
ダンベルを下ろしたときも、肩の感覚を抜かない
上げるときだけ効いていて、下ろすと一度リセットされる状態だと、まだ反動が残って います。上下を通してずっと肩に入り続けている状態が、自分にとって正しい感覚 でした。
効いたこと2: 一度、重量を下げてみる
これは対処というより、正しい感覚を見つけるための手順です。
重い重量でやっていると、そもそも体幹を使わないと上がりません。つまりフォームの 問題ではなく、重量の問題であることがあります。
一度大きく重量を下げて、上げるときも下ろすときも肩に入り続けている状態を作る。 その感覚が基準になります。基準を知ってから重量を戻すと、どこから崩れ始めるかが 分かるようになりました。
軽い重量で正解を作ってから重くする、という順番です。
まだ答えが出ていないこと
立ったままサイドレイズをする場合に、同じ状態をどう作るかは、自分の中でまだ 答えが出ていません。
ベンチに預ければ確実に固定できますが、ベンチが空いていない日もあります。立位のまま 体幹の反動だけを止める方法は、いまも探している途中です。
見つかったら追記します。
次のセットで持ち込むのはタオルを潰し続けるの一文です。ベンチに体を預けること 自体は、一度やれば体が覚えます。忘れるのは、潰し続けているかどうかの方でした。